2009年1月11日日曜日

不況を楽しむコツ

リーマンショック以後,世界的な大企業も青息吐息のご時世で,多くの方が雇用の問題や収入減の問題やらの不安をもつ状況で,既存のビジネスモデルも見直さざるを得ない変革の波がやってきていると思うのです.私が勝手な憶測で世の中の空気を先読みしようという記事です.

そういえば,

 ・一世紀以上前は,農家であれば「食うには困らない」という時代
 ・四半世紀前は,バブル絶頂のサラリーマンで永久雇用の時代


農家であれば,食べ物をつくっているので当然,自分で食うには困らないという発想があったのは当然といえば当然,食うに困っていた時代なのですから.しかし,時代は移りゆき豊かになり,テレビがほしくなったり,車に乗りたかったり,と価値感も変わりゆくものです.そして,逆に安牌と思われていた農業が,海外の価格競争にさらされて衰退していくという,ちょっと前にもそんな変革の波がありました.

この時代に,先見性のある起業家は次の時代の波を読み,必需品となるべく家電や車などを開発し売り出す.こうして日本のあるいは世界の名だたる企業が産声を上げていきます.一般の先見性のある多くの人も,サラリーマンとなるべく田畑を売り学歴を身につけ社会に出た人たちが,次の波に乗ることができました.

今は,変革の時なのか?...振り返ると「あの時がターニングポイントだったと」.安直すぎるかもしれませんが,完全に判断ができる状態になるまではもう少し時間が必要でしょう.しかし,何か行動を起こすには速い方が良い(まさに"今")という気がしています.はやければはやいほど有利な立場に立てるのが世の常ですので.

むしろ全く悲観的にならずに,こんな状況を虎視眈々と待ち望んでいたような輩もいる訳です.そう起業家です.優秀な人材を多量に獲得でき,不景気に困っている人たちに向けたサービスなど的確に旬をつかんだサービスを提供できれば,波に乗れたという実感が得られるようなビジネスを起こせるかもしれませんね.不況のどん底でワクワクしている奴がいるともなれば,一般的にはけしからん奴ですが,次の時代には間違いなく甘い蜜を吸うことになるんでしょう.いずれにしてもどの立場の人もこの不況をぜひチャンスにとらえるこころの用意をおくということが不況を楽しく乗り切るコツかもしれません.

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