2013年3月6日水曜日

UbuntuにAptana3をインストール

web開発(主にhtml+php)の環境としてAptana3をUbuntuに導入する.

Aptanaインストールの3つのStep:
• Javaのインストール
• Aptana3のインストール
• Xamppのインストール


・Javaのインストール

Aptanaは,Java仮想マシン上のアプリケーションなのでJavaの導入が必要となる.Javaのバージョンは,現在最新のJava7をインストール.

Ubuntuを起動して,端末を立ち上げる.入力するコマンドは次の3つだけ.

    $ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/java
    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get install oracle-java7-installer

確認は

    $ java
    $ javac

オプション等の解説が表示されればOK


・Aptana3のインストール

まずダウンロード
Firefoxのデフォルトのダウンロード・フォルダは日本語で"ダウンロード"になっているが,端末で日本語は使いにくいので英語に変更する.

フォルダをつくる
    例:
    /home/*****/download
    (*****はログイン名)

Firefoxのダウンロード・フォルダを設定
    [編集] → [設定]
ダウンロードフォルダの設定
    /home/*****/download
    (*****はログイン名)

ダウンロード
    DLアドレス:
    http://aptana.com/products/studio3/download
ファイル名:
    Aptana_Studio_3_Setup_Linux_x86_3.3.2.zip
    (バージョンにより異なる)

    Operating System: Linux
    Architecture: 32-Bit

ダウンロードボタンをクリックしてダウンロードを行う.


DLファイルをコピーして展開
端末で
    $ cd /home/*****/download
    (*****はログイン名)
    $ sudo cp -p Aptana_Studio_3_Setup_Linux_x86_3.3.2.zip /usr/lib
    $ cd /usr/lib
    $ sudo unzip Aptana_Studio_3_Setup_Linux_x86_3.3.2.zip

これで /usr/libフォルダにAptana_Studio_3のフォルダが作られ中に展開される.


インストールは以上.Aptanaを実行するには
端末で
    $ /usr/lib/Aptana_Studio_3/AptanaStudio3



・Xamppのインストール

Xamppは,Web開発環境のためのPerl,php,MySQLなどを含んだApacheディストリビュータ.

ダウンロード
次のサイトでXamppをダウンロードする
    http://www.apachefriends.org/en/xampp-linux.html
    このサイトのリンク XAMPP Linux 1.8.1 でダウンロードができる.

ダウンロードされるファイルは
    xampp-linux-1.8.1.tar.gz

展開
端末で
    $ cd /home/*****/download
    (*****はログイン名)
    $ sudo tar xvfz xampp-linux-1.8.1.tar.gz -C /opt

実行方法
    $ sudo /opt/lampp/lampp start

確認
ブラウザのurlに
    http://localhost/

次のページが現れたら成功



・設定

ワーキングスペースをつくる

Xamppのhtmlサーバが提供する 上図のurl(http://localhost/)は,Ubuntu内では,/opt/lampp/htdocs/に相当している.

このフォルダの,作成,削除などの権限はrootのみ.root権限でsudo付きでAptanaを起動しても良いが,(セキュリティ上の問題だと思うが)日本語が入力できない.そこで,フォルダの権限を変更して対応することにする.ここでは,所有者を変更する.

    $ sudo chown -R ***** /opt/lampp/htdocs
    (*****はログイン名)

つづいて、Aptanaのワーキングスペースを,/opt/lampp/htdocs/に置く.

    $ cd /opt/lampp/htdocs/
    $ mkdir wspace

フォルダ作成の権限変更が成功していれば,このコマンドがエラーなく実行できる.

Aptanaの設定

Aptanaを起動する.端末で

    $ sudo /opt/lampp/lampp start
    $ /usr/lib/Aptana_Studio_3/AptanaStudio3

とコマンドを入力すれば起動する.しかし,上記コマンドはちょっと長いので,シェルスクリプトを作っておくと便利.

    $ sudo gedit /usr/bin/ap.sh
    (エディタを起動)

#!/bin/sh

sudo /opt/lampp/lampp start
/usr/lib/Aptana_Studio_3/AptanaStudio3


このシェルスクリプト,すべてのユーザが実行できるように権限を変更する.
    $ sudo chmod a+x /usr/bin/ap.sh

このシェルスクリプトの起動は
    $ ap.sh



起動すると,上図のようなワーキングスペースを入力を求められる.先ほど作ったフォルダ/opt/lampp/htdocs/wspaceを指定する.

続いて設定および確認のためテスト的にプロジェクトを作る.下図の赤矢印をクリックする.



続いて



php Projectを選択し,[Next]



ここでプロジェクト名を入力して[Finish].ここでは,プロジェクト名を"test"とした.



①をクリック,②を右クリックする.現れたメニューから
    [New From Template] → [PHP] → [Blank File]

ファイル名を入力して[Finish]



ここでは次のテストコードを入力して保存.

<?php
phpinfo();
?>


ここからプレビュー用の設定

メニューから,[Project] → [Property]



[Preview Setting]を選んで New ボタンをクリックする.



ここで Symple Web Server を選んで OK.



    Name: Xampp
    Base Url: http://localhost/wspace/
    Doc Root:/opt/lampp/htdocs/wspace
[OK]



赤矢印のアイコン(プレビュー)が有効化しているのがわかると思う.このアイコンをクリックすると

Ubuntuのインストール


環境

仮想環境にインストールする場合には,OracleのVirtualBoxにインストールすることを推す.

マイクロソフトのVirtualPCの場合,インストール自体に手間がかかる上実用に耐えるものではない.Ubuntu自体たいして重くないはずであるが,VirtualPC環境(Core i_)でも,マウスポインタもやっとついていくレベル.また,VirtualPCの場合CPUを1個しか割り当てることができないが,VirtualBoxの場合CPUの個数を自由に割り当てることができるのでcpuコアを複数持っている環境では軽快に動作する.


ダウンロード

日本語入力を行う場合,必ず日本語版を入手する.
    Ubuntuの入手先 → http://www.ubuntulinux.jp/download

DLファイルはiso(CDイメージ)
    VirtualBox(仮想環境)にインストールの場合,このisoファイルをVirtualBoxにマウントしてインストール.
    HDDにインストールの場合は,このisoファイルをCDまたはDVDに焼いておく.

HDDにインストール

    基本的にインストーラの指示に従ってインストールする.難しいところはない.次のインストール例のバージョンは,Ubuntu 12.10


まず,PCを CDまたはDVDから起動する.


ここで[Ubuntuをインストール]



インストーラの指示通りにして,この状態で[続ける]



上記設定の場合,HDDが削除されてインストールされます.[続ける]
以降省略,インストーラの指示通り進める.







ここで,CDまたはDVDを取出して[今すぐ再起動する]をクリック.

再起動したらアップデートをする.
起動後,少し待つ.数分すると下図の赤矢印で示すアイコンが現れる.



このアイコンをクリックしてアップデートする.途中省略



[OK]これでインストール完了


VirtualBoxにインストール

・仮想マシンをつくる

VirtualBoxのメニュー
    [仮想マシン] → [新規]



ここで,名前は仮想マシンの名前お好きな名前でどうぞ.
    タイプ:Linux
    バージョン:Ubintu
[次へ]

メモリサイズ
    デフォルトでは512MB.物理搭載メモリの半分くらいが上限で,多いほどパフォーマンスは良いとは思う.

ハードドライブ
    [仮想ハードドライブを作成する]を選択

ハードドライブのファイルタイプ
    適当に

物理ハードドライブにあるストレージ
    [可変サイズ]

ファイルの場所とサイズ
    ハードディスク・ファイルのファイル名を指定.
    そのファイルの上限容量を指定(物理ハードディスクの空き容量による.適当に)

これで仮想マシンが作られる.
続いて仮想マシンの設定
    [システム]からプロセッサ数など必要に応じて設定物理搭載CPU数の半分くらいが上限で,2個以上あったほうが快適.


・VirtualBoxにUbuntuをインストール

上で作った仮想マシンにダウンロードしたisoファイル(インストーラ)をマウントする.
VirtualBoxマネージャの
    [設定] → [ストレージ] で下記の設定が表示



上図赤矢印をクリックすると



ここで[ディスクを選択]して先ほどダウンロードしたisoファイルを選択.
次に空のCDを除去する.
    空のところで右クリック → 割り当てを除去



[OK]


-----------
いよいよインストールを開始する.

VirtualBoxマネージャの[起動]ボタンをクリック
あとは,HDDインストールと同様(上記を参照).途中,HDDの削除について聞かれる → 物理HDDは削除されないので基本的に,[HDD削除]で進める.



[今すぐ再起動する] をクリックするとエラーになる.エラーになっても実質問題はないが.右上のアイコンからシャットダウンを選ぶ方法もある.



その後,コマンドラインで[Enter]押下でひとまずインストール完了.
続いて,HDDインストールと同様にアップデートする.



・デスクトップのリサイズ設定


上記のインストール完了状態では,ディスプレイサイズがWindowとは無関係に固定されてると思う.そこでこれをリサイズしたり,フルスクリーンにするための設定をする.

まず,VirtualBoxマネージャの[設定] → [ストレージ] でCDに空のディスクを1枚マウントしておく.この状態で[起動]する.完全に立ち上がったら

VirtualBoxのメニュー
    [デバイス] → [Guest Additionsのインストール...]



これで完了
ためしに,フルスクリーンモードに切り替えてみる.VirtualBoxのメニュー の [ビュー] →[フルスクリーンモードに切り替える]



・Windowsとの共有フォルダをつくる


Windowとの共有フォルダを作る場合も,上記のGuest Additionsのインストールが必要.上記で既にインストール済みの場合はそのまま.

まず,Windows側に共有するフォルダを作る.フォルダの場所,名前は何でも,例えば,
    C:\share

続いてUbuntu側にも共有するためのフォルダを作る.例えば
    /home/*****/share
    (*****はログイン名)

ランチャーのホームフォルダをクリック(赤矢印①)して



赤②のあたりを 右クリック
[新しいフォルダーの作成] → ファイル名入力



赤まるのフォルダが新しく作られたフォルダ.

ここからVirtualBoxの設定.Ubuntuが実行中の場合,ここでシャットダウンする.

VirtualBoxのメニューから
    [デバイス] → [共有フォルダ]



赤矢印をクリックすると



ここで上図の通り設定


つづいて,Ubuntu側の設定.
Ubuntuを起動してから,”端末”を開く.

端末の開き方は,まずデスクトップ左上にある このアイコン
ここで上図の通り設定

をクリック(下図の矢印①)する.

すると下図のようになる.



ここでアプリの検索をする.矢印②に"t" をキーボードから入力する.



赤矢印の示すアイコンが”端末”.もし検索ワードが"t"だけで出てこなければ,"tan..."と入力していく.tanmatsuに近づくほど絞られる.

該当のアイコンをクリック.するとこのように.



ここで横道にそれるが,端末はよく使うので 左のランチャーに登録しておくと良い.
    赤矢印のアイコンを右クリック → [Launcherに登録]

これで左のランチャーからいつでも起動可能.

端末で次のコマンドを実行する.
    $ sudo gedit /etc/rc.local

    ※sudoはroot権限(管理者権限)でコマンドを実行するという意味でパスワードを求められるので入力する.

↓のようなgedit(エディタ)が起動する.



ここで,次のコマンドを上図 赤丸 の位置に次のコマンドを追記する.

    mount -t vboxsf share /home/*****/share

gedit(エディタ)の保存([保存]ボタンを押下)して閉じる.

Ubuntuをシャットダウンして,VirtualBoxマネージャの[ストレージ]からCDのマウントを[割り当て除去].

再び起動すれば,フォルダの共有化が完了している.

この共有フォルダでは,ファイルコピー,削除等できるがエディタ等でここに直にファイルを作ることはできない.

2010年5月24日月曜日

アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせである

アイディアのつくりかた』について読みながらメモ

・デザイナーは,新しいパターンを万華鏡から探し出す.
・資料集め → 資料に手を加える → Idea孵化(無意識) → Idea誕生 → 具体化
・資料集め → 資料に手を加える → Data組み合わせ → Idea誕生 → 具体化
・豊かなIdeaを得るには天才の美的直感が必要.凡人が天才にせまる方法の一つがKJ法:カードを使うデータの組み合わせである.
・パレードの法則「20%・80%の法則」 例:上位20%のセールスが全体売り上げの80%など


総括:メモるほどではなかった.

2009年4月18日土曜日

ベンチャー経営の手引き

内容がかなり充実しているということのようなので,まだ読んでいませんがちょっとメモ.

「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」及び「事業計画作成支援コースの
運営とベンチャー支援上のポイント」の公表


起業済みなので,いまさらと言う感じですが.いわゆる「あとでよむ」と.

2009年2月6日金曜日

コンテンツ製作関連メモ

検索結果に”関連”の語句を積極的に盛り込んでWebページを作る.

いままで,何となく書いていた記事やWebページにもおそらく,広く有効と思われる.さらに関連のワードを<b>タグ等で強調するとなお良いかも.Webページ作りの基本かも知れないけど,これまで全く意識していなかったので,今後はぐいぐい盛り込んでいこう.

長いことWebを製作していてようやく思いついた!というか,(ふつうの)作り方がわかった!それでも今気付いて良かったか.ちょっと忘れないようにメモメモ.

ドリル変更
”ぜんぶ無料”の表示のみ無料を使っていたが,解説文にもbタグつき無料の文言を盛り込んでみたら表示準位が結構上までくるようになった.なるほど なるほど.


[memo]
今後のドリル関連の資料とするか,使わないと思うけど 一応メモ
教育・勉強関連memo

http://mainichi.jp/life/edu/news/20090202org00m100022000c.html

2009年1月31日土曜日

考案についての雑記

今日,子ども向けにトランプを使って四則計算(+,-,×,÷)の練習をできるトランプゲームをふと思いついたのでドリルのブログに記事にしてみました.私は,エンジニアで特許も絡む(新規考案)開発・研究を得意としていて,ふと思ったことが有るのでちょっとメモ.

特許というのは,だいたい案を思いついてある程度(実験的に)効果が有る場合,先願の有無を調べることになるのですが,絶対に誰もやっていないだろうと思われる,ど新しいことをやっていても案外似たような概念や先願や同時期に似たような出願があって広くとれないことが多いんです.自分で発明したことは確かでも,先願があると特許にはならないので,先願の応用を取らなきゃいけないことになっちゃうんですね.

ベルによる電話の発明も数時間違いで,ほぼ同様の出願がされていたとか.よく一般的に言う,世の中にない新考案は,世界でおよそ3人以上が似たようなことを考えていると.

冒頭のトランプゲームを考案したといっても,トランプ類の歴史は長いし,こうしたアナログには,調べていませんが先例はおそらく5万と存在するはずと,まあ職業病でしょう,ふと思ったわけです.ですから,ゲームの名前は付けないことにしました.

2009年1月26日月曜日

多項式をJavascriptで算出する

さきほど,ベッセル多項式に関するメモをUPした.そのなかで,一般の多項式を算出するJavascriptをコーディングしたのだが,記事の中で使用されなかったものがあるので,ちょっともったいないので,ここにメモ程度に掲載しておく.

このブログ立ち上げ前もこういう,コードを書いて後で使用されず消してしまったものも多くあるので,こういう中途半端なコードの保存には,こういう私的なブログも結構有効に使える.

function func(a,x){
  var n=a.length;
  var y=a[0];
  for(var i=1;i<n;i++){
    y=y*x+a[i];
  }
  return y;
}


このコードは,xとa配列を引数にしてyn(x)を算出するコード.

  yn(x)=a[0]xn+a[1]xn+・・・+a[n-1]x+a[n]

を算出しているつもり.ただし未チェックなので注意!