環境
仮想環境にインストールする場合には,OracleのVirtualBoxにインストールすることを推す.マイクロソフトのVirtualPCの場合,インストール自体に手間がかかる上実用に耐えるものではない.Ubuntu自体たいして重くないはずであるが,VirtualPC環境(Core i_)でも,マウスポインタもやっとついていくレベル.また,VirtualPCの場合CPUを1個しか割り当てることができないが,VirtualBoxの場合CPUの個数を自由に割り当てることができるのでcpuコアを複数持っている環境では軽快に動作する.
ダウンロード
日本語入力を行う場合,必ず日本語版を入手する.Ubuntuの入手先 → http://www.ubuntulinux.jp/download
DLファイルはiso(CDイメージ)
VirtualBox(仮想環境)にインストールの場合,このisoファイルをVirtualBoxにマウントしてインストール.
HDDにインストールの場合は,このisoファイルをCDまたはDVDに焼いておく.
HDDにインストール
基本的にインストーラの指示に従ってインストールする.難しいところはない.次のインストール例のバージョンは,Ubuntu 12.10まず,PCを CDまたはDVDから起動する.
ここで[Ubuntuをインストール]
インストーラの指示通りにして,この状態で[続ける]
上記設定の場合,HDDが削除されてインストールされます.[続ける]
以降省略,インストーラの指示通り進める.
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ここで,CDまたはDVDを取出して[今すぐ再起動する]をクリック.
再起動したらアップデートをする.
起動後,少し待つ.数分すると下図の赤矢印で示すアイコンが現れる.
このアイコンをクリックしてアップデートする.途中省略
[OK]これでインストール完了
VirtualBoxにインストール
・仮想マシンをつくる
VirtualBoxのメニュー[仮想マシン] → [新規]
ここで,名前は仮想マシンの名前お好きな名前でどうぞ.
タイプ:Linux
バージョン:Ubintu
[次へ]
メモリサイズ
デフォルトでは512MB.物理搭載メモリの半分くらいが上限で,多いほどパフォーマンスは良いとは思う.
ハードドライブ
[仮想ハードドライブを作成する]を選択
ハードドライブのファイルタイプ
適当に
物理ハードドライブにあるストレージ
[可変サイズ]
ファイルの場所とサイズ
ハードディスク・ファイルのファイル名を指定.
そのファイルの上限容量を指定(物理ハードディスクの空き容量による.適当に)
これで仮想マシンが作られる.
続いて仮想マシンの設定
[システム]からプロセッサ数など必要に応じて設定物理搭載CPU数の半分くらいが上限で,2個以上あったほうが快適.
・VirtualBoxにUbuntuをインストール
上で作った仮想マシンにダウンロードしたisoファイル(インストーラ)をマウントする.VirtualBoxマネージャの
[設定] → [ストレージ] で下記の設定が表示
上図赤矢印をクリックすると
ここで[ディスクを選択]して先ほどダウンロードしたisoファイルを選択.
次に空のCDを除去する.
空のところで右クリック → 割り当てを除去
[OK]
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いよいよインストールを開始する.
VirtualBoxマネージャの[起動]ボタンをクリック
あとは,HDDインストールと同様(上記を参照).途中,HDDの削除について聞かれる → 物理HDDは削除されないので基本的に,[HDD削除]で進める.
[今すぐ再起動する] をクリックするとエラーになる.エラーになっても実質問題はないが.右上のアイコンからシャットダウンを選ぶ方法もある.
その後,コマンドラインで[Enter]押下でひとまずインストール完了.
続いて,HDDインストールと同様にアップデートする.
・デスクトップのリサイズ設定
上記のインストール完了状態では,ディスプレイサイズがWindowとは無関係に固定されてると思う.そこでこれをリサイズしたり,フルスクリーンにするための設定をする.
まず,VirtualBoxマネージャの[設定] → [ストレージ] でCDに空のディスクを1枚マウントしておく.この状態で[起動]する.完全に立ち上がったら
VirtualBoxのメニュー
[デバイス] → [Guest Additionsのインストール...]
これで完了
ためしに,フルスクリーンモードに切り替えてみる.VirtualBoxのメニュー の [ビュー] →[フルスクリーンモードに切り替える]
・Windowsとの共有フォルダをつくる
Windowとの共有フォルダを作る場合も,上記のGuest Additionsのインストールが必要.上記で既にインストール済みの場合はそのまま.
まず,Windows側に共有するフォルダを作る.フォルダの場所,名前は何でも,例えば,
C:\share
続いてUbuntu側にも共有するためのフォルダを作る.例えば
/home/*****/share
(*****はログイン名)
ランチャーのホームフォルダをクリック(赤矢印①)して
赤②のあたりを 右クリック
[新しいフォルダーの作成] → ファイル名入力
赤まるのフォルダが新しく作られたフォルダ.
ここからVirtualBoxの設定.Ubuntuが実行中の場合,ここでシャットダウンする.
VirtualBoxのメニューから
[デバイス] → [共有フォルダ]
赤矢印をクリックすると
ここで上図の通り設定
つづいて,Ubuntu側の設定.
Ubuntuを起動してから,”端末”を開く.
端末の開き方は,まずデスクトップ左上にある このアイコン
ここで上図の通り設定
をクリック(下図の矢印①)する.
すると下図のようになる.
ここでアプリの検索をする.矢印②に"t" をキーボードから入力する.
赤矢印の示すアイコンが”端末”.もし検索ワードが"t"だけで出てこなければ,"tan..."と入力していく.tanmatsuに近づくほど絞られる.
該当のアイコンをクリック.するとこのように.
ここで横道にそれるが,端末はよく使うので 左のランチャーに登録しておくと良い.
赤矢印のアイコンを右クリック → [Launcherに登録]
これで左のランチャーからいつでも起動可能.
端末で次のコマンドを実行する.
$ sudo gedit /etc/rc.local
※sudoはroot権限(管理者権限)でコマンドを実行するという意味でパスワードを求められるので入力する.
↓のようなgedit(エディタ)が起動する.
ここで,次のコマンドを上図 赤丸 の位置に次のコマンドを追記する.
mount -t vboxsf share /home/*****/share
gedit(エディタ)の保存([保存]ボタンを押下)して閉じる.
Ubuntuをシャットダウンして,VirtualBoxマネージャの[ストレージ]からCDのマウントを[割り当て除去].
再び起動すれば,フォルダの共有化が完了している.
この共有フォルダでは,ファイルコピー,削除等できるがエディタ等でここに直にファイルを作ることはできない.
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