2009年1月31日土曜日

考案についての雑記

今日,子ども向けにトランプを使って四則計算(+,-,×,÷)の練習をできるトランプゲームをふと思いついたのでドリルのブログに記事にしてみました.私は,エンジニアで特許も絡む(新規考案)開発・研究を得意としていて,ふと思ったことが有るのでちょっとメモ.

特許というのは,だいたい案を思いついてある程度(実験的に)効果が有る場合,先願の有無を調べることになるのですが,絶対に誰もやっていないだろうと思われる,ど新しいことをやっていても案外似たような概念や先願や同時期に似たような出願があって広くとれないことが多いんです.自分で発明したことは確かでも,先願があると特許にはならないので,先願の応用を取らなきゃいけないことになっちゃうんですね.

ベルによる電話の発明も数時間違いで,ほぼ同様の出願がされていたとか.よく一般的に言う,世の中にない新考案は,世界でおよそ3人以上が似たようなことを考えていると.

冒頭のトランプゲームを考案したといっても,トランプ類の歴史は長いし,こうしたアナログには,調べていませんが先例はおそらく5万と存在するはずと,まあ職業病でしょう,ふと思ったわけです.ですから,ゲームの名前は付けないことにしました.

2009年1月26日月曜日

多項式をJavascriptで算出する

さきほど,ベッセル多項式に関するメモをUPした.そのなかで,一般の多項式を算出するJavascriptをコーディングしたのだが,記事の中で使用されなかったものがあるので,ちょっともったいないので,ここにメモ程度に掲載しておく.

このブログ立ち上げ前もこういう,コードを書いて後で使用されず消してしまったものも多くあるので,こういう中途半端なコードの保存には,こういう私的なブログも結構有効に使える.

function func(a,x){
  var n=a.length;
  var y=a[0];
  for(var i=1;i<n;i++){
    y=y*x+a[i];
  }
  return y;
}


このコードは,xとa配列を引数にしてyn(x)を算出するコード.

  yn(x)=a[0]xn+a[1]xn+・・・+a[n-1]x+a[n]

を算出しているつもり.ただし未チェックなので注意!

リンクメモ

Linkメモ

数式処理ソフトウェアMaxima
整数列検索

数式処理は,代数式を解いたりと,よく連立n次方程式なんかにぶちあたるとため息をつきながら解くのをずいぶん助けてくれそうな予感.近々インストールして試してみようと思う.

整数列検索は,たまたま見つけた.再検索しようと思えばだいたい手こずるのでここにメモっておく.たとえば,検索キーワードは,"1,3,5,5,3,1"といった感じ.これは,正規化バターワース・フィルタの伝達関数の分母.バターワースの語句は出てこないな.つづいて,"32,-48,18,-1".これはチェビシェフ多項式の係数.これはさすがに出た"Chebyshev".わからない整数列の検索には,おもしろい.

2009年1月15日木曜日

次の時代 = Σ インターネット

このブログほぼStandaloneの状態でどこにも接続しない状態でも,立ち上げから早5日でGoogleに認識されるようになりました.あと10ページにも満たないブログですがキーワード検索されてきているようで,意外に驚きです.本家のサイトは認識に1~2週間,キーワード検索には数ヶ月かかるのでこういった迅速な更新にはブログがいいですね.

ところで,不況の影響かブログやサイトを立ち上げて広告を貼ってという小遣いを得ようと言う人も今後,前にもましてどんどん加速していくんだろうなと思うんです.まるでむかし,北米で起こったゴールドラッシュを見ているようにイメージが重なったもので記事を書いてみようと思ったわけです.

ヨーロッパや中国など全世界からゴールドラッシュに出向いた人々は,一攫千金を夢見て来る日も来る日も金鉱を掘り当てるべく,血の豆をつくって掘り続けたんですね.その参加した人たちは,農民や商人や牧師などあらゆる層の労働者であるといわれています.

さて,その掘っていた人々は,というと...本当に儲けられた人は,極一握りであったと.

現代でもこの類の話を揶揄する傾向はありますけどね,しかし,ノープレイ・ノーエラーよりは私はよいと思います.現代でも似たような話はゴロゴロとありますから.しかし結果的には,カリフォルニアなどゴールドラッシュの起こった地での人口の爆発的増加や鉄道の開拓など,その後の北米の発展には不可避な礎を築いたことになったのです.

話は戻って,この時代に本当に儲けた人たちがいたんです.まあ有名な話ですけど,リーバイスをはじめとする道具屋さんですね.

さてこのアフィリ・バブルにこの話を照らすと,何が見えてくるのか.もちろんいちばん持って行っているところは,胴元であることに異論はないですね.いろんな意味でこうきちっと形が決まっているところに参入するのは,今となっては既に遅すぎる感じはしますので次の段階をあれこれ考えておくほうがおもしろそうなので話をそっちの方へ.

次ってなに?

GR(ゴールドラッシュ)しかり錬金術しかり,結局インフラの整備みたいなことを社会的現象として成し遂げたことになったので,インターネットについても同様に考えると,個人の時代はいったん終わるのかなと思います.そして,この個々人の作った膨大なコンテンツが情報のインフラとして整い,このインフラを用いた本格的な産業がネットの中に立ち上げるのかと.




そういえば,もともとインターネットに至るビジネスの変革の波は,第一波はトランジスタ,第二波はコンピュータ,第三波がこのインターネット.

トランジスタの発明当初は,増幅用などの単一の機能を1~数石のトランジスタによって実現する回路構成でしたが,コンピュータではそのトランジスタを飛躍的に増やし,ブラックボックス化した機能体を複数組み合わせてコンピュータを構成しています.インターネットになると,そのコンピュータをパーツとして複数構成して通信網を築きあげています.

このような特徴から,前時代に最終製品として構成していた機能が次の時代のパーツとなって,それが複数構成することによって,全く新しい価値の製品を生んでいるところに特徴があるように思います.

てことは,次の時代は

   次の時代 = Σ インターネット

これが,次世代へのチケットか

宇宙そのものが巨大なブラックホール? 暗黒エネルギーを説明する新説

質量を持つ物体は,質量を持つ物体を引き寄せる重力が距離の2乗に反比例して引力として働くことがわかっていますが,かなり遠くにある物体は,反対に斥力が働くらしいことも宇宙観測によってわかっていてさらに遠ざかるに従ってむしろ加速するとこの後者理屈がフシギだった訳です.

宇宙そのものが巨大なブラックホール? 暗黒エネルギーを説明する新説

の記事によると,宇宙全体は,ブラックホールの「事象の地平線」の内側に存在していると.

まず,記事内の「事象の地平線」とは,光がブラックホールにとらえられるか否かの臨界面のことで,この「事象の地平線」より外側で発せられた光は,ブラックホールから離れることができ,「事象の地平線」より内側で発せられた光は,必ず捕らえられることになります.

つまり


   B-→


A→ ○-→D--→     ● ブラックホール


   C-→



○が質点で観測点だとするとABCDが近い場合には,重力により引き寄せられることになりますが,ある程度距離があるとブラックホールに引き寄せられる力の方が勝ると離れていくことになります.ABCDすべてが遠ざかる理屈は,光による観測の場合Aと○では○の方がブラックホールに近いので離れ,Dと○では,Dのほうが近いので離れ,BCの垂直の(光学上ではなく)絶対軸上の位置は,○の方がブラックホールに近いので離れるということになります.しかし,(光学上ではなく)絶対軸上でかんがえれば,むしろすべてが近くなっているんですけどね.

さらに○からx,y,zの全方向の無限遠を見たときに「事象の地平線」より内側で発せられた光は,必ずブラックホールに向かうことから○からの観測は,全方位すべてブラックホールの方向を見ている(実際見えません)ことになっています.

暗黒物質だとか暗黒エネルギーだとか,まともな物理量とは思えない暗黒パラメータを引き合いに出す必要が無いこの理屈意外に理にかなっていると思うのです.実際には,どうかわかりませんが「事象の地平線」より内側は相対論より時間は停止するので矛盾点もあるにはありますから,これから相当詰めなきゃいけないんでしょうけど,発想がおもしろい.

ちょっと古いネタでした.

2009年1月14日水曜日

音楽と ともに

音楽を聞けば,楽しくなったり元気が出たりと曲によって気分が変わるんですが,これを受動的にではなく能動的に自分の気持ちを変えることも出来たりもします.

自分自身の気持ちのコントロールは一般的に難しいものですから,音楽のようにスイッチ一つで切り替われるようなツールは,利用するに限るように思います.自分の家であれば,自由ですが日本のオフィスともなれば勝手にズンチャカやるわけにもいきませんので,上司にでもがつんとやられたときにはただしょんぼりしてなきゃいけませんね.

海外のオフィスみたいにヘッドフォンで自由に聞ければいいんですけど,一般のオフィスはまだまだ,電話も気づかなかったといった事にでもなりかねないからですかね.そういえば,USのオフィスでは電話はとらないんですよね,メッセージボックス(こちらでいう24h留守電)でまとめて聞くというシステムが一般的です.割り込みによる非効率の改善だとか.

私の場合は,音楽が好きすぎて仕事が手に着かなくなってしまう口なので短時間で好きな曲を聞くようにしています.CDかけて聞くことも多いんですが,最近(ってほど最近でもないけど)おもしろいなと思うのがYouTube.自分の聞くジャンルが特殊なのか,海外のMusic TV show みたいなものや Live など,買っても手に入らないような貴重な音源がけっこうあるのでいいモノを掘り出せたらワクワクしています.

検索に苦労したらブログにリンクまたは張り込みで,置くシステムにしようと思い立って,ブログを新しく開設してみました.ここのBloggerは1userが複数ブログを持てますのでちょっと便利に使わせてもらいます.

   Day one Music

音楽の多様性・嗜好は広大ですから,一概に薦めませんが興味があったらどうぞ!

2009年1月12日月曜日

ドリル出来杉君 開発のうらの裏

ドリル出来杉君は小学生とその親のための算数・国語・社会などの印刷用のドリルサイトで,昨年2008年に私が開発したサイトです.

もともと開発時よりもずっと前,ある友人(当時幼稚園児を持つお母さん)曰くが3+2=みたいな計算に子どもがはまって,いくら計算用紙をつくっても,またすぐに作ってぇと,なんかいいかげん親の方がギブアップみたいな話.なんともすごい,普通の親ならうらやましい限りなんじゃないかと思います.そこで,当時友人の必要としていた,乱数を用いた2項計算のドリルと,ランダム時計のドリルを作ってあげたのが始まりです.

phpによる時計のイメージの作画は,自分にとってコーディング可能かどうか,あるいはレンタルサーバでのリソースも充分かという心配もあったので限定的な範囲でいろいろ試みていた時期があります.ここら辺のノウハウは,後の技術系ツール設計で用いているグラフ描画やリソース管理の練習台的な感じでいろいろな意味で礎になっています.

よくご存知の方には,ドリルの方が後に一般公開しているので意外に思うかもしれませんね.もともと公開の予定はなかったのですが,以前置いていたサイトの閉鎖があっていったんお蔵入りになったものの,利用者からの希望で独自のドメインで独立させたのが昨年の一般公開になります.当時よりもかなりコンテンツ量は増量しています.

このドリルサイトの位置付けは,開発側の意向・方向性とは異なるものであくまで慈善事業と考えています.この少子化の時代に勉強・育児するのに金がかかるというのは,国益にならないということは多くの人にとって損てことなんですよね.ですから,私ができるささやかな慈善活動ですけど,今後も続けていきたいと思います.

メモ

[案(未定)]自分用メモ
blog
  ・フィルタ基礎講座(現状ツールのみ乗りかけた舟きちっとやるか?)
********
  ・1月fixしたい(←これ優先)
  ・動的イメージ提供実験 ←一応やる方向で検討
zerolabo
  ・思考実験室としての利用
  ・本体からのリンクなしでいくか?(しばらくはstandaloneでpv測定blogger実験)
  ・ただしclawlある


2009 WebデザインのKeywordとしては,「エンジニアのための***」とういう方向性.ただし,ドリルに関しては慈善事業の位置付け.ZeroLaboは思いついたら書く,思いつかなかったら書かない,ハードル低く息抜き程度に考える.

todo:
後で読む記事:茂木健一郎さんの記事 → 記憶法等でドリルブログにUPしよかな

伝達関数Widgetの貼付

せっかくブログを新設したので伝達関数Widgetの動作テストをします.

まずは,Widgetを貼るだけ右のサイドバーに置いてみよう.


Blogger(Blogspot)の伝達関数Widget貼付の方法

1.ブロガーの記事投稿の画面において,一番上のタブ"レイアウト"を選択
2.サイドバー上のガジェットを追加
3.ガジェット追加-基本の中から HTML/JavaScript を選択
4.タイトルに「伝達関数Widget」を記入
5.コンテンツには,http://sim.okawa-denshi.jp/bp/dentatu_widget_code.phpで取得したコードを貼付


右欄下の通りちゃんと貼れてます.試しに

β=1
α=1 2 1

[計算]押下

でちゃんと伝達関数計算できました.計算結果はhttp://sim.okawa-denshi.jp/dtool.phpに出力されます.

2009年1月11日日曜日

ブログ利用法

いろいろ書きたいことがあったり,備忘録として使ったりと多目的でオープンなスペースを求めていたのでこのブログなかなかしっくりくる.

もともとこちらの電子回路ツールに関するブログを書いています,専門性というか方向性が固まっているので,読者層の混乱を招かないように今後もこの一貫性は保っていこうと思っています.

しかしたまには,自由に気ままに書きまくりたいという欲求に駆られることがあって,このブログを立ち上げたのですが,まだ僅かな記事数ですが癒しの効果がありそうな感じがしています.書けば整理が付くからか,なんかすっきりしますね.

意外なほどブログが普及している理由というのは,ここら辺に理由があるのかもしれませんね.

不況を楽しむコツ

リーマンショック以後,世界的な大企業も青息吐息のご時世で,多くの方が雇用の問題や収入減の問題やらの不安をもつ状況で,既存のビジネスモデルも見直さざるを得ない変革の波がやってきていると思うのです.私が勝手な憶測で世の中の空気を先読みしようという記事です.

そういえば,

 ・一世紀以上前は,農家であれば「食うには困らない」という時代
 ・四半世紀前は,バブル絶頂のサラリーマンで永久雇用の時代


農家であれば,食べ物をつくっているので当然,自分で食うには困らないという発想があったのは当然といえば当然,食うに困っていた時代なのですから.しかし,時代は移りゆき豊かになり,テレビがほしくなったり,車に乗りたかったり,と価値感も変わりゆくものです.そして,逆に安牌と思われていた農業が,海外の価格競争にさらされて衰退していくという,ちょっと前にもそんな変革の波がありました.

この時代に,先見性のある起業家は次の時代の波を読み,必需品となるべく家電や車などを開発し売り出す.こうして日本のあるいは世界の名だたる企業が産声を上げていきます.一般の先見性のある多くの人も,サラリーマンとなるべく田畑を売り学歴を身につけ社会に出た人たちが,次の波に乗ることができました.

今は,変革の時なのか?...振り返ると「あの時がターニングポイントだったと」.安直すぎるかもしれませんが,完全に判断ができる状態になるまではもう少し時間が必要でしょう.しかし,何か行動を起こすには速い方が良い(まさに"今")という気がしています.はやければはやいほど有利な立場に立てるのが世の常ですので.

むしろ全く悲観的にならずに,こんな状況を虎視眈々と待ち望んでいたような輩もいる訳です.そう起業家です.優秀な人材を多量に獲得でき,不景気に困っている人たちに向けたサービスなど的確に旬をつかんだサービスを提供できれば,波に乗れたという実感が得られるようなビジネスを起こせるかもしれませんね.不況のどん底でワクワクしている奴がいるともなれば,一般的にはけしからん奴ですが,次の時代には間違いなく甘い蜜を吸うことになるんでしょう.いずれにしてもどの立場の人もこの不況をぜひチャンスにとらえるこころの用意をおくということが不況を楽しく乗り切るコツかもしれません.

2009年1月10日土曜日

2009年初の覚え書き

2009年が始まり早10日が過ぎました.毎年今年は,...と思うもののちゃんと記録しておかないので,すっかり忘れて,年を越していて反省が多い一年となりました.

今年一年,精密機械を操作する技師のように,自分自身を制御していきたいと思っているので,ある程度の(抽象的な)方向性を指し示して軌道修正の基準にこのブログを位置づけていきたいなと思っています.

2008年は100年に一度の経済ひずみの調整が起こり,今年2009も引き続き楽観的予断の許さない状況が続くんでしょうね.エンジニアには,まさに越冬の時節という認識が必要ですか.私自身エンジニアですが,そんな自分自身含むエンジニアに.

 ・人の行く裏に花道あり

これ相場の格言ですが,多くの人がやらないことこそ花道であると.エンジニアに即して言えばつまり不況で困る人を救済するようなサービス/技術に着目しようかぁ.といった意味にとらえてもいいですしね.テレビ売っても携帯売ってもうま味は少なく,テレビなんぞいらんという人々に,これはイイと言わせるナニか.2009はそういう始点にする!


 ・なにか一つでも公益性のあるサービスを毎日提供する

2009はベンチャー的発想でともすれば金金の世の中ですが,古い起業家の絶対に外さない概念ですから重く重く心の底に碇をロックしておこう!ブログ1日1回は更新とかすると薄い内容になりそうなので,必ずしもノルマにしませんが...し,しかし重すぎるか,そんなときはお料理記事でも...

ブログ書きぞめ

ブログというのは,現在自分の考え思いが記録としてつもり重なって残せていくところが魅力ですね.たとえば,ここで年初の覚えを書いたとして,2009年が明けたばかりですが,来年の今頃そういえば去年の年初は,どういう一年に...?ということを簡単に検索出来るわけです.


これまでも,業務用(技術者向けなど)のブログはいくつ持っていて記事を書いていますが,このブログでは,ドキュメント主体の記事を書いていこうと思っています.